ハーシェルがとらえた星形成領域RCW 120のバブル | アストロピクス

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ハーシェルがとらえた星形成領域RCW 120のバブル

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の赤外線天文衛星ハーシェルが赤外線でとらえた星形成領域RCW 120。RCW 120は、さそり座の方向、約4300光年の距離にあります。

バブル状の構造の中心には恒星があります(赤外線では見えていません)。その星が放射する強烈な光の圧力によってバブル構造が形成されました。バブルの端ではガスが圧縮され、新しい星が生まれています。

この画像は70μmの赤外線を青、160μmを緑、350μmを赤に割り合ててカラー合成した擬似カラー画像です。なおハーシェルは2009年5月に打ち上げられ、2013年4月まで観測を続けました。

Credit: ESA/Herschel/PACS, SPIRE/Hi-GAL Project
Acknowledgement: G. Li Causi, IAPS/INAF, Italy

(参照)ESA Science & Technology