スピッツァーが赤外線でみた渦巻銀河M94 | アストロピクス

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スピッツァーが赤外線でみた渦巻銀河M94

NASA(アメリカ航空宇宙局)のスピッツァー宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河M94(NGC 4736)。りょうけん座の方向、1700万光年の距離にあります。

赤外線で撮影されたこの画像には、銀河の中心部を取り囲むように存在するリングが映っています。このリング状の領域は爆発的に星形成が進んでいることから、「スターバーストリング」と呼ばれることがあります。

この画像は、3.6μm、4.5μm、8μm、24μmという赤外線の4つの波長で撮影された画像に、青、シアン、緑、赤を割り当てて合成したものです。青とシアンは主に星の光を示しています。緑と赤はそれぞれ、冷たい塵と比較的温かい塵を示しています。画像がリリースされたのは2013年ですが、観測は2004年に行われました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SINGS Team

(参照)NASA Spitzer Space Telescope