チャンドラX線望遠鏡がとらえた超新星残骸G272.2-03.2 | アストロピクス

チャンドラX線望遠鏡がとらえた超新星残骸G272.2-03.2

この画像に映っているのは超新星残骸G272.2-03.2です。オレンジとマゼンタで見えているのはチャンドラX線望遠鏡によるX線データで、背景は可視光や赤外線によるものです。

超新星爆発にはいくつかのタイプがありますが、G272.2-03.2は「Ia型」の超新星爆発の残骸です。Ia型超新星爆発では、白色矮星が伴星からガスを引き寄せ、ある質量を超えたところで大爆発を起こします。チャンドラ望遠鏡の画像には、外に向けて移動する高温のガスが宇宙空間を満たしているのが映っています。

画像は2025年11月21日に、チャンドラX線望遠鏡のウェブページで公開されました。

(参考)「超新星残骸」アストロピクス記事一覧

Image Credit: X-ray: NASA/CXC/SA0; Optical: NOIRLab/DECaPS2; Image Processing: NASA/CXC/SAO/L. Frattare

(参照)Chandra X-ray Observatory