ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「黒眼銀河」 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「黒眼銀河」

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 4826(M64)。NGC 4826は、かみのけ座の方向、約1700万光年の距離にあります。明るい中心部の片側に塵の暗い帯が広がっていることから「黒眼銀河(Black Eye galaxy)」などと呼ばれます。

NGC 4826は、銀河内部が奇妙な動きをしていることで知られています。銀河の外側のガスと内側のガスが逆向きに回転しているのです。かつて起きた銀河の合体が関係しているのではないかと見られています。反対方向に回転するガスが衝突する領域では新しい星が形成されています。

画像は2021年2月22日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Lee and the PHANGS-HST Team
Acknowledgement: Judy Schmidt

(参照)ESA/Hubble