ガリレオ探査機が地球スイングバイ時にとらえた月 | アストロピクス

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ガリレオ探査機が地球スイングバイ時にとらえた月

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ガリレオが、木星に向かう途中で撮影した地球の月の画像です。1992年12月7日に撮影されました。一見、地球から見る満月と同じように見えるかもしれませんが、比べてみると地球からは見えない部分も映っていることが分かります。可視光と赤外線の画像を合成した擬似カラー画像です。

下の方に見える、明るい光条をもったクレーターはティコ・クレーターです。暗い領域は「海」と呼ばれています。かつて流れ出した溶岩で埋め尽くされた衝突盆地が暗く映っています。

ガリレオ探査機は1989年10月18日に打ち上げられました。その後、金星や地球の重力を利用して加速するスイングバイを行いつつ木星へと向かいました。この画像は、地球での2度目のスイングバイの際に撮影されたものです。

Image Credit: NASA/JPL/USGS

(参照)Planetary Photojournal