南米チリの望遠鏡ドームの頭上に輝く天の川 | アストロピクス

南米チリの望遠鏡ドームの頭上に輝く天の川

南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)のビクター・M・ブランコ4m望遠鏡のドームの頭上に天の川が流れています。CTIOがあるのはチリの標高2200mの山岳地帯で、都市の光害から遠く離れた場所に位置しています。

望遠鏡のドームのすぐ右上の天の川には、南十字やケンタウルス座アルファ星、ベータ星などが見えています。ドームの真上は銀河系の中心方向で、さそり座やいて座などの星々が輝いています。

ビクター・M・ブランコ4m望遠鏡にはダークエネルギー・カメラ(DECam)が搭載されています。5億7000万画素のDECamはもともと、ダークエネルギー(暗黒エネルギー)の解明に向けた「ダークエネルギーサーベイ」のために製造されました。サーベイ計画の後は、さまざまな観測に使われています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2025年1月22日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava)

(参照)NOIRLab