2020年3月18日に宇宙から撮影されたオホーツク海の流氷 | アストロピクス

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2020年3月18日に宇宙から撮影されたオホーツク海の流氷

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の地球観測衛星テラが、オホーツク海の流氷をとらえたものです。2020年3月18日に撮影されました。

知床半島や国後島、択捉島などでは流氷が接岸しており、国後島と択捉島の間の国後水道からは、流氷が一部、太平洋側へと流れ出しているのが映っています。

サロマ湖の北にみられるような直径数km程度の渦や、国後水道の北方にみられる直径数十km以上の非常に大きな渦など、いくつか渦状の模様が見られます。

海には大小さまざまな渦が存在します。ただ規模が大きくゆっくりと回転するため、ふだんはなかなか見ることができません。画像のように流氷によって見えるようになった海の渦は「流氷渦」と呼ばれます。

網走での2020年の流氷初日は平年より19日遅い2月9日、流氷接岸初日は平年より9日遅い2月11日でした。

Image Credit: NASA Earth Observatory image by Lauren Dauphin, using MODIS data from NASA EOSDIS/LANCE and GIBS/Worldview.

https://earthobservatory.nasa.gov/images/146451/drift-ice-in-the-sea-of-okhotsk