ハッブルがとらえたコンパクトな銀河群「HCG 7」 | アストロピクス

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ハッブルがとらえたコンパクトな銀河群「HCG 7」

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡がHCG 7(ヒクソン・コンパクト銀河群7)をとらえたものです。この銀河群は1つのレンズ状銀河と3つの渦巻銀河からなります。画像ではそのうち3つの銀河が見えています。

ハッブル宇宙望遠鏡のデータをもとに、HCG 7にある300の若い星団と150の球状星団の年齢と分布を分析したところ、星形成率は中心領域では非常に高いものの、長期にわたり安定していることが示唆されています。

また銀河間の物質の調査などをふくめた研究から、HCG 7の銀河にある星々は、他の銀河との合体による重力的な影響を受けずにガスから形成されたと見られています。ただこれらの銀河は過去に合体したことを示唆する速度でガスを減らしており、矛盾が生じています。

画像は2011年8月8日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされたものです。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble