活発な星形成領域タランチュラ星雲のガスと塵の雲 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 | アストロピクス

活発な星形成領域タランチュラ星雲のガスと塵の雲 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、大マゼラン銀河にあるタランチュラ星雲のガスと塵の雲が映っています。約16万光年離れたところにある大マゼラン銀河は、天の川銀河に最も近い銀河の一つです。タランチュラ星雲は、近傍にある銀河の中で星形成が最も活発な領域で、知られている中で最も巨大な星が存在しています。

画像には、カラフルなガス雲と、暗い塵の雲が映っています。赤みがかった塵が奥からの光をさえぎり、密度が非常に高いところでは黒くみえています。この画像の作成のために使われたデータは、大マゼラン銀河など近隣の銀河の宇宙塵の特性を明らかにするための観測プログラムの一環で得られたものです。

画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年2月10日に公開されました。

(参考)「ハッブル今週の1枚」記事一覧

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, C. Murray

(参照)ESA/Hubble