天の川とガム星雲、カノープス、そして大小マゼラン銀河 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

天の川とガム星雲、カノープス、そして大小マゼラン銀河

南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)のパラナル天文台で撮影された写真です。夜空に天の川がかかって輝いているのが映し出されています。

写真上部には広大な超新星残骸であるガム星雲(Gum 12)が赤く輝いています。写真右上に見える最も明るい星は、りゅうこつ座のカノープスです。カノープスはシリウスに次いで全天で2番目に明るい星です。カノープスの下には大マゼラン銀河、さらにその下の方、望遠鏡のドームの右側には小マゼラン銀河が見えています。

天の川の中では、南十字やケンタウルス座α星、β星なども見えます。ケンタウルス座α星は、地球から最も近い恒星系として知られています。また地平線付近には、ぼんやりと明るい大気光も映っています。

画像は2021年2月1日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO/P. Horálek

(参照)ESO