巨大望遠鏡のドームの横に輝く流れ星

これは南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台で撮影された写真です。VLT(超大型望遠鏡)の三つのドームと一つの補助望遠鏡が見えており、夜空には星々とともに流れ星が映し出されています。

小惑星よりも小さなメテオロイド(流星体)が地球の大気圏に突入すると、高温になって光り流れ星となります。完全に燃え尽きることなく地上に到達したものは「隕石」と呼ばれます。

流星の色は、メテオロイドの組成を反映しています。緑色の光はマグネシウム、黄色の光は鉄の存在を示しています。なお空の広い範囲がほんのり赤く色づいているのは、大気中の酸素や窒素が発している「大気光」と呼ばれる光です。

ESOのVLT(超大型望遠鏡)は、口径8.2mの四つの望遠鏡と、口径1.8mの四つの補助望遠鏡で構成されています。それぞれのVLTはふだんは単独で使われますが、4台を組み合わせて超大型望遠鏡干渉計(VLTI:Very Large Telescope Interferometer)として使われることもあります。

この写真は、2021年8月23日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO/ M. Zamani

(参照)ESO