土星のリングを構成するたくさんのリングレット | アストロピクス

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土星のリングを構成するたくさんのリングレット

土星探査機カッシーニが、土星のBリングの一部を撮影した画像です。土星の中心から9万8600〜10万5500kmの間の領域がとらえられています。「リングレット」と呼ばれる細いリングが集まって、土星のリングができているのが分かります。画像中央付近の細いリングレットは幅約40km、右側の幅広いリングレットは幅約300〜500kmほどです。

画像は赤、緑、青の3つのフィルターを使って撮影した画像を合成して自然色にしたものです。リングの物質はほとんどが水の氷でできています。リングレットの明るさが微妙に違う原因は、リング粒子自体の明るさの違いや粒子の密度などが関係している可能性がありますが、はっきりしたことは分かっていません。

画像は2017年7月6日に撮影されたもので、撮影時、カッシーニ探査機は画像に映る領域から7万6000km離れたところに位置していました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

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