土星とリングを背景に映る衛星レアとエピメテウス | アストロピクス

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土星とリングを背景に映る衛星レアとエピメテウス

土星とリング、そしてリングが落とす影を背景に、衛星レアとエピメテウスが映っています。2010年3月24日に土星探査機カッシーニが撮影しました。

2つの衛星が接近しているように見えますが、実際に接近しているわけではありません。撮影時、カッシーニ探査機はレアから約120万km、エピメテウスから約160万kmの距離に位置していました。

レアは平均半径が764kmで、土星の衛星ではタイタンに次いで大きな衛星です。約52万7000kmのところを4.5日で公転しています。ただ土星の衛星はタイタンがひときわ大きく、レアの半径はタイタンの3分の1以下しかありません。一方のエピメテウスの大きさは135×108×105kmで、ジャガイモのような形をした小さな衛星です。衛星ヤヌスと軌道を共有しながら、土星から約15万1000kmのところを約17時間で公転しています。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal