金星フライバイの際、最接近直前にベピコロンボが撮影した金星画像

2020年10月15日、日欧共同の水星探査機ベピコロンボ(BepiColombo)が金星でのフライバイを行いました。その際に撮影された画像が早速公開されました。

金星への最接近は10月15日12時58分(日本時間、以下同じ)、最接近距離は金星表面から約1万720kmでした。上の画像は最接近の直前、12時37分にモニタリング・カメラで撮影されたものです。撮影時点でベピコロンボは金星から1万7000km以内に位置していました。

この画像は最接近の前日に、モニタリング・カメラで撮影されたものです。14日16時25分に金星から60万km以内の距離で撮影されました。画像左下側に金星が小さく映っています。

ベピコロンボは、日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)の水星磁気圏探査機「みお」(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)と、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)という2機のオービターで水星の観測を行うミッションです。「みお」とMPO、そして電気推進モジュールMTM(Mercury Transfer Module)が結合した状態で水星に向かっています。モニタリング・カメラはMTMに設置されています。

2018年10月に打ち上げられたベピコロンボは、2020年4月に地球でフライバイを行いました。2025年後半の水星到着に向け、ベピコロンボは地球、金星、水星で合計9回フライバイを行います。今回はそのうちの2回目(金星では1回目)のフライバイでした。2021年8月に2度目の金星フライバイ、2021年10月には水星での最初のフライバイが行われる予定です。

今回の金星フライバイの際の画像は、今後も公表される予定とのこと。アストロピクスでも紹介していくつもりです。

(10月16日追記)ベピコロンボの金星フライバイの際の最接近前後の動画をこちらで紹介しています。

Image Credit: ESA/BepiColombo/MTM, CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA

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