超大型望遠鏡の頭上で弧を描く天の川 | アストロピクス

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超大型望遠鏡の頭上で弧を描く天の川

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)の頭上で弧を描く天の川をとらえた写真です。地平線には太陽がほんの少しだけ顔をのぞかせているものの、夜空の星々の光はそれに負けずに美しく輝いています。

中央付近のドームの真上、天の川の中に明るく見えている二つの星はケンタウルス座α星(左)とβ星で、どちらも1等星です。ケンタウルス座α星は地球から最も近い恒星系として知られています。それらの星の右側には南十字も見えています。

南米チリのセロ・パラナル山にあるESOのVLTは、口径8.2mの四つの望遠鏡(ユニット・テレスコープ、UT)からなります。写真には、それら4基の望遠鏡のドームが映っています。4基の望遠鏡を組み合わせることで、有効口径130mの望遠鏡として機能させることもできます。

画像は2021年1月18日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESO/Y. Beletsky

(参照)ESO