2024年4月8日、北米で見られた皆既日食 | アストロピクス

2024年4月8日、北米で見られた皆既日食

北アメリカで2024年4月8日午後(日本時間9日未明)、皆既日食が見られました。その日食のようすをとらえた写真がNASA(アメリカ航空宇宙局)から公開されています。今回紹介するのは、それらの写真の一部です。皆既日食は、メキシコの太平洋岸からカナダのニューファンドランド島の大西洋岸までで見ることができました。

Image Credit: NASA/Keegan Barber
Image Credit: NASA/Keegan Barber

太陽が月に完全に隠され、太陽の周囲には「コロナ」と呼ばれる太陽の上層大気が見えています。太陽が明るすぎるため、ふだんはコロナを見ることはできません。テキサス州ダラスで撮影。

Image Credit: NASA/Keegan Barber
Image Credit: NASA/Keegan Barber

月によって太陽が完全に隠れる直前。「ベイリービーズ」が映っています。月面の地形の凹凸により、太陽光の一部がもれてビーズのように見える現象です。テキサス州ダラスで撮影。

Image Credit: NASA/Joel Kowsky
Image Credit: NASA/Joel Kowsky

皆既日食が終わり、太陽の一部が顔を出した瞬間をとらえたもの。「ダイヤモンドリング」と呼ばれる状態になっています。インディアナ州インディアナポリスで撮影。

Image Credit: NASA/Joel Kowsky
Image Credit: NASA/Joel Kowsky

太陽の縁のところでプロミネンスが噴き出しているいるのが赤く見えています。インディアナポリスで撮影。

(参考記事)新月のたびに日食が起こらないのはなぜ?

(参照)NASA Images and Video Library(1)(2)(3)(4)