2020年11月から12月にかけて、南太平洋に浮かぶサウスジョージア島にかなり接近して話題となった巨大氷山A-68A。A-68Aについては、アストロピクスでも何度か画像を紹介してきました。
この画像は、NOAA/NASAの地球観測衛星NOAA-20が2021年1月11日に撮影したものです。A-68Aはサウスジョージア島に接近後、12月下旬以降割れていくつかに分裂しました。画像にはA-68Aの残った部分(画像下側)のほか、大きな2つの破片A-68DとA-68Eが映っています。サウスジョージア島のすぐ下にある小さな破片がA-68D、島の右側にある破片がA-68Eです。
こちらはISS(国際宇宙ステーション)から撮影された写真です。NOAA-20の画像と同じようにサウスジョージア島とA-68A、A-68D、A-68Eが映っています。
こちらもISSからの写真です。サウスジョージア島とともにA-68Dが映っています。A-68AとやA-68Eと比べると、A-68Dは小さく見えますが、それでも長径が10数kmほどあります。また小さな破片がたくさん漂っているのも映っています。
Image Credit: NASA Earth Observatory image by Lauren Dauphin, using VIIRS data from NASA EOSDIS LANCE, GIBS/Worldview, and the Suomi National Polar-orbiting Partnership.、Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center
(参照)NASA Earth Observatory、Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)、(2)