この画像には「WR 124」と呼ばれる星の周囲にある星雲M1-67が映っています。ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)によって撮影されました。WR 124とM1-67は、いて座の方向、1万光年の距離にあります。
WR 124は「ウォルフ・ライエ星」と呼ばれるタイプの星です。ウォルフ・ライエ星は、最も質量の大きな恒星の進化した姿で、水素の豊富な星の外層を放出してそのほとんどを失っています。失われた水素ガスが、周囲の星雲の元になっています。
Image Credit: ESO
(参照)ESO