WISEが赤外線でとらえた「ばら星雲」 | アストロピクス

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WISEが赤外線でとらえた「ばら星雲」

NASA(アメリカ航空宇宙局)の赤外線天文衛星WISEが、ばら星雲(NGC2237)を赤外線でとらえた画像です。花の形をしたこの星雲は、いっかくじゅう座の方向、4500〜5000光年の距離にある、ガスと塵からなる巨大な星形成領域です。

花の中心にはNGC 2244と呼ばれる若い星団があります。星団の大質量星からの紫外線と恒星風によって、中央に巨大な空洞ができています。

青とシアンは3.4μmと4.6μmの波長の光で、主に星からの放射を示しています。緑と赤は12μmと22μmの波長の光で、ほとんどが塵からの放射を示しています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA13126