珍しい1本腕の渦巻銀河NGC 4618 〜 ハッブル宇宙望遠鏡の今週の1枚

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 4618。りょうけん座の方向、約2100万光年の距離にあります。NGC 4618は1787年4月9日、ドイツ出身のイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。

NGC 4618の直径は天の川銀河の約3分の1で、渦状腕が1本しかない珍しい銀河です。近くにある銀河NGC 4625と、互いに重力で影響を及ぼしあっています。将来的には衝突して、環状銀河などに形を変えることになるかもしれません。

画像は2020年3月23日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, I. Karachentsev

https://spacetelescope.org/images/potw2012a/