ISSから撮影された星々の軌跡

ISS(国際宇宙ステーション)からみた星の軌跡が映し出されています。ISS第31次長期滞在クルーだったNASA(アメリカ航空宇宙局)のドナルド・ペティット飛行士が撮影した写真から作成された合成画像です。30秒間露出して撮影した18枚の写真を合成して作成されました。

約90分間で地球を1周するISSからみる星は、地上でみる星よりもはるかに速く動いていきます。また北半球の地上から見ると星の軌跡が描く円の中心には北極星がありますが、ISSから撮影したときの円の中心は北極星ではありません。ISSの軌道面は、地球の赤道面に対して51.6度傾いており、その軌道面に垂直な公転軸の方向が円弧の中心になっています。

地上の光の軌跡も線状に映っており、また地球の縁の部分には大気光も映っています。

Image Credit: NASA

https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_2251.html