肉球に見える!? さそり座の星形成領域「猫の手星雲」 | アストロピクス

肉球に見える!? さそり座の星形成領域「猫の手星雲」

この画像に映っているのは星形成領域NGC 6334です。丸みを帯びた星雲の並びが肉球にも見えることから「猫の手星雲(Cat’s Paw Nebula)」とも呼ばれる星雲です(日本では「出目金星雲」とも呼ばれます)。さそり座の方向、地球から約4000光年の距離にあります。

南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)のビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載されていたモザイク2イメージャーを使い2007年に撮影された画像です。

今年7月、この星雲のごく一部の領域をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえた画像が、ウェッブ望遠鏡の観測3周年記念画像として公開されました。(参考記事)「猫の手星雲」をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影 観測3周年記念画像が公開された

Image Credit: T.A. Rector/University of Alaska Anchorage, T. Abbott and NOIRLab/NSF/AURA

(参照)NOIRLab