
この画像に映っているのは、カナダ、ケベック州にあるマニクアガン・クレーターです。今から約2億1400万年前、小惑星の衝突によって形成されました。宇宙からも見えるこのクレーターは「ケベックの目」とも呼ばれます。
クレーターの直径は70kmほどで、衝突した小惑星の大きさは直径5kmほどだったと考えられています。1960年代に水力発電のために建設されたダムによって水がせき止められ、リング状のダム湖になりました。
画像はヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル2がとらえた擬似カラー画像です。画像の白い部分は雪を、水色の部分は凍った湖水を示しています。赤で示されている部分は植生で、そこには北方林やツンドラが含まれています。
(参考)
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Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2022), processed by ESA
(参照)ESA

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