宇宙からレーダーでとらえた関東周辺 | アストロピクス

宇宙からレーダーでとらえた関東周辺

この画像は、ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル1がレーダーでとらえたものです。関東地方と静岡県、山梨県の一部が映っています。

画像は2024年にレーダーで取得されたデータを組み合わせたものです。8月16日、8月28日、9月9日に取得された画像にそれぞれ赤、緑、青を割り当てて合成されています。東京の都心部など、白色や明るい灰色の部分は変化のない領域を示しています。

海面の色は、風や海流によって生じた表面の変化を示しています。東京湾には赤、緑、青の点が見えますが、それらは各取得日にそこにいた船舶に対応しています。

レーダー画像は表面の地物を検出するのに役立ち、地形のマッピングに利用されます。画像左側には広範囲の山地や富士山の地形がよく見えています。

なおオリジナル画像は、10メートルの解像度になっています。こちらはオリジナル解像度のまま富士山周辺を切り抜いた画像です。

(参考)「宇宙から見た日本」記事一覧

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2024), processed by ESA

(参照)ESA