宇宙から見たロサンゼルス火災の焼失領域 | アストロピクス

宇宙から見たロサンゼルス火災の焼失領域

Image: Public Domain
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2025年1月、アメリカ、ロサンゼルス近郊で大規模な山火事が発生し大きな被害をもたらしました。1枚目の画像は火災発生前の1月6日、2枚目は火災発生後の1月14日に撮影されたものです。6日の画像は地球観測衛星ランドサット8、14日の画像はランドサット9が撮影しました。

焼失した領域を目立たせるため、短波赤外線、近赤外線、赤色のフィルタの画像が組み合わされています。焼失した領域は短波赤外線で明るく、近赤外線で暗くなります。一方、通常の植生の領域は短波赤外線で暗く、近赤外線で明るくなります。2枚目の画像では、焼失した領域が赤褐色となり目立っています。

画像はUSGS(アメリカ地質調査所)のウェブサイトに掲載されたもの。なおスケールバーの10マイル(Miles)は約16kmです。

Image Source: NASA’s Earth Observatory
Image Source: NASA’s Earth Observatory
Image Source: NASA’s Earth Observatory
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こちらは、NASA(アメリカ航空宇宙局)が運用するウェブサイト「NASA Earth Observatory」に掲載された画像です。

画像は1月14日にランドサット9がとらえたもので、パシフィック・パセリーズ付近が映っています。1枚目は自然色、2枚目は短波赤外線、近赤外線、可視光を組み合わせたもの。2枚目の画像では、冒頭の画像と同様に焼失領域(明るい茶色から暗い茶色)がわかりやすく見えています。

(参考)宇宙からとらえたロサンゼルス近郊の山火事の煙

Image: Public Domain

(参照)USGSNASA Earth Observatory