赤外線で見た「オメガ星雲(M17)」

この画像の中央には、「オメガ星雲」「白鳥星雲」などとも呼ばれるM17が映っています。M17は、いて座の方向、約5500光年の距離にある星形成領域です。南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台のVISTA望遠鏡を使い、赤外線で撮影されました。

画像は、VISTA望遠鏡に設置された赤外線カメラVIRCAMを使い、13年以上にわたり行われた観測プロジェクトで撮影されたデータの一部です。VIRCAMは、ガスや塵を透過して観測することができます。そのプロジェクトでは、天の川銀河の巨大な赤外線マップが作られました。VISTA望遠鏡で撮影された20万枚の画像で構成されており、ESOによると、これまでで最も詳細なマップだとのことです。

こちらはM17のクローズアップ。

(参考)「オメガ星雲」記事一覧

Image Credit: ESO/VVVX survey

(参照)ESO