アリゾナの星空と淡く輝く黄道光のアーチ

このパノラマ画像には、望遠鏡のドームと、暗い夜空に輝く星々が映っています。アメリカ、アリゾナ州にあるキットピーク国立天文台(KPNO)で撮影されたもので、右に見えるドームはメイヨール4m望遠鏡、左のドームはアリゾナ大学ボーク2.3m望遠鏡です。

夜空には右上に北斗七星、中央付近にふたご座のポルックスとカストルが並んでが見えています。画像にはそのほか、こいぬ座のプロキオン、しし座のレグルス、おとめ座のスピカなどの1等星も映っています。

またこの画像には、暗い夜空でしか見られない、黄道光と対日照も映っています。画像左側から中央付近にかけて、アーチ状にぼんやりと淡く白くなっています。それが黄道光や対日照で、いずれも太陽系内にある塵に太陽光が散乱したものです。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年7月3日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA/T. Slovinský

(参照)NOIRLab