衛星Proba-2がとらえた2024年4月の日食

2024年4月8日、北アメリカで日食が起こりました。日食は、太陽の手前を月が通過することで発生します。その日食のときに、太陽観測も行うESA(ヨーロッパ宇宙機関)の技術実証衛星Proba-2が、部分日食を2度観測しました。

Proba-2は、高度約700kmを約100分で地球を周回しています(太陽同期軌道)。軌道の関係で、日食期間中に月がProba-2の視野を2度横切ったのです。

冒頭の映像は、Proba-2搭載のSWAP望遠鏡で撮影された画像をもとに作成されました。SWAP望遠鏡は極端紫外線で太陽を観測します。極端紫外線を使うと、太陽の上層大気である「コロナ」を観測できます。

Video Credit: ESA/Royal Observatory of Belgium

(参照)ESA