この画像に映っているのは、カッシーニ探査機がとらえた土星です。
土星本体に落ちるリングの影の位置をみると、太陽光がリングの下から当たっていることがわかります。画像に映るリングは、太陽光が当たっていない側が見えています。本来なら暗いリングに露出を合わせているため、土星本体は露出オーバーで白飛びしてしまっています。
土星の昼夜境界部分には、うっすらと土星表面の模様が見えています。土星の南半球の夜側がうっすらと明るくなっているのは、太陽光がリングで反射して当たっているためです。
画像は2007年1月19日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機は土星から約123万kmの距離に位置していました。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute