中央の塵が特徴的な、かみのけ座の「黒眼銀河」

この画像に映っているのは、「黒眼銀河」ともよばれる渦巻銀河M64(NGC 4826)です。M64は、かみのけ座の方向、およそ1700万光年の距離にあります。中央付近にある塵が特徴的な銀河です。

M64の銀河円盤は、内側と外側とで逆に回転しています。内側の部分は約6000光年までの領域です。一方、外側の領域は少なくとも4万光年まで広がっています。内と外とで回転方向が異なるのは、銀河の衝突の結果だと考えられています。

画像はアメリカ、キットピーク国立天文台のビジターセンターで、2014年当時「Advanced Observing Program」と呼ばれていた一般向けプログラムの一環で撮影されたものです。

(参考記事)ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「黒眼銀河」

(参照)NOIRLab