早ければ2月6日打ち上げ。月へ向かう有人ミッションの巨大ロケットが射点へ移動完了 | アストロピクス

早ければ2月6日打ち上げ。月へ向かう有人ミッションの巨大ロケットが射点へ移動完了

Image Credit: NASA/Keegan Barber
Image Credit: NASA/Keegan Barber

NASA(アメリカ航空宇宙局)のアルテミス2ミッションで打ち上げられるSLS(スペースローンチシステム)ロケットが射点(39B発射台)への移動を完了しました。高さ約98メートルのロケットの先端には、4人の宇宙飛行士が搭乗し月へ向かうオリオン(オライオン)宇宙船が取り付けられています。上の写真は39B発射台でライトアップされたSLSロケットです。

射点へ移動中のSLSロケット。写真右下側の人や車と比べるとその大きさがわかるのではないでしょうか。Image Credit: NASA/Keegan Barber
射点へ移動中のSLSロケット。写真右下側の人や車と比べるとその大きさがわかるのではないでしょうか。Image Credit: NASA/Keegan Barber

ロケットは移動式発射台に載せられた状態で、専用車両(クローラー・トランスポーター)で運ばれました。組立棟を出発したのが1月17日午前7時4分(アメリカ東部標準時、以下同じ)。射点まで約6.4kmの距離を、人が歩くよりも遅い最高時速1.3kmほどで、12時間近くかけて移動を完了しました。射点に到着したのは午後6時42分のことでした。

今後、燃料注入作業やカウントダウン手順の試験などを含めたリハーサルなどが行われ、早ければ2月6日に打ち上げられる予定になっています。

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月の裏側を回って帰還する約10日間のミッション

Image Credit: NASA/Joel Kowsky
Image Credit: NASA/Joel Kowsky

こちらはVABから出発する際に撮影された写真です。

アルテミス2ミッションは、2022年に行われた無人飛行試験アルテミス1に続くものです。アルテミス1ミッションでは、無人の宇宙船での月への往復と月の周回が行われました。アルテミス2は、4人の宇宙飛行士が搭乗し月の裏側を回って帰還する約10日間のミッションです。

オリオン宇宙船にはリード・ワイズマン(Reid Wiseman)飛行士、ビクター・グローバー(Victor Glover)飛行士、クリスティーナ・コック(Christina H. Koch)飛行士、ジェレミー・ハンセン(Jeremy Hansen)飛行士の4人が搭乗します。ハンセン飛行士はCSA(カナダ宇宙庁)、他の3人はNASAの宇宙飛行士です。月まで飛行するクルーとしてコック飛行士は初の女性、グローバー飛行士は白人以外で初、ハンセン飛行士はカナダ初となります。

(参考)
アルテミス2の月周回への「搭乗券」発行スタート。登録した名のデータは宇宙船に搭載
アルテミス1のオリオン宇宙船から撮影された大気圏再突入時の圧巻映像!
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(参照)NASA