ESOのVSTでとらえた、さんかく座銀河M33の超高解像度画像 | アストロピクス

ESOのVSTでとらえた、さんかく座銀河M33の超高解像度画像

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLTサーベイ望遠鏡(VST)に設置したカメラOmegaCAMで撮影された渦巻銀河M33(NGC 598)。M33はさんかく座の方向、約300万光年の距離にあり、「さんかく座銀河」とも呼ばれています。天の川銀河やアンドロメダ銀河、その他のおよそ50の小さな銀河からなる局部銀河群に属する銀河の一つです。大きな銀河としては、アンドロメダ銀河に次いで2番目に天の川銀河から近い銀河でもあります。

渦状腕にある赤く輝く領域は、電離した水素ガスが光っているHII領域です。銀河の中央のバルジの左下の渦状腕に、ひときわ明るいHII領域が映っています。これは「NGC 604」と呼ばれる輝線星雲です。NGC 604は、これまで知られている中で最大の輝線星雲の1つで、直径が約1500光年もあります。

なお、ESOのページからフルサイズのオリジナル画像もダウンロードできますが、ファイルサイズが646.9MB(1万9058×1万5983ピクセル)もあります。以下のページでは、ブラウザ上で高解像度画像を拡大・縮小しながら閲覧できますので、興味のある方はご覧ください。

https://www.eso.org/public/images/eso1424a/zoomable/

Image Credit: ESO

https://www.eso.org/public/images/eso1424a/