ハッブル望遠鏡がとらえた「リトル・ソンブレロ」銀河 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた「リトル・ソンブレロ」銀河

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 7814(Caldwell 43)。ペガスス座の方向、約4000万光年の距離にあります。見た目がソンブレロ銀河に似ていることから「リトル・ソンブレロ」とも呼ばれる銀河です。画像の背景には、より遠方にある多くの銀河が小さく映っています。

地球からは銀河が横から見えています。画像には中央部の膨らんだバルジと横に伸びる銀河円盤、その円盤に沿った塵の帯が映っています。NGC 7814の年齢は数十億年、直径は8万光年ほどです。

ソンブレロ銀河の地球からの距離は約2800万光年。NGC 7814は「リトル・ソンブレロ」と呼ばれていますが、ソンブレロ銀河の方が近いために大きく見えているだけで、実際のサイズはどちらもほぼ同じです。

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで2022年5月12日に紹介されました。

Image credit: NASA, ESA, and R. de Jong (Leibniz-Institut fur Astrophysik Potsdam); Image processing: G. Kober (NASA Goddard/Catholic University of America)

(参照)NASA