土星に落ちるリングと衛星の影

この画像に映っているのは、カッシーニ探査機がとらえた土星です。太陽光が南側からリングに当たり、土星の北半球に影を落としています。土星面の左下側に衛星テティスが見えており、そのテティスは土星の北極付近に長細い影を落としています。

リングは光が当たっていない面が見えています。そのためリングの厚い部分は光がさえぎられて暗く、薄い部分がやや明るく見えています。土星の右下には衛星ディオーネ、右には衛星エンケラドスも映っています。

画像は2007年12月6日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機は土星から約170万kmの距離に位置していました。

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Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal