巨大クレーターが特徴的な土星の衛星テティス

この画像は、カッシーニ探査機が土星の衛星テティスをとらえたものです。2016年11月10日に狭角カメラで撮影されました。左側にある巨大クレーター「オデュッセウス・クレーター」の存在により、どことなく眼球のようにも見えます。

直径1070kmほどのテティス表面には、土星や他の惑星にある衛星たちと同様に衝突クレーターが多数存在しています。オデュッセウス・クレーターの直径は450kmほどで、テティス表面でひときわ目立っています。クレーターができた時の天体衝突の衝撃の反動で、クレーターの中央には「スケリア山地(Scheria Montes)」と呼ばれる中央丘が形成されました。

テティスは地球の月と同じように、常に同じ面を土星に向けています。この画像は、テティスの進行方向側の面をとらえたものです。画像の撮影時、カッシーニ探査機はテティスから約36万7000kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal