標高4200mからみた低空の天の川と夜空へ伸びる淡い黄道光 | アストロピクス

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標高4200mからみた低空の天の川と夜空へ伸びる淡い黄道光

この画像はハワイ島、マウナケア山頂付近から撮影されたものです。標高4200mのマウナケア山頂付近には、すばる望遠鏡やジェミニ北望遠鏡など、各国の望遠鏡が設置されています。

画像下側には雲海が見えています。厚い雲の層は、島の沿岸付近にある都市部の明かりを抑えています。空の低いところには天の川が横たわるように流れており、画面右側には「黄道光」と呼ばれる淡く白い輝きが空に伸びています。黄道光は、惑星間にある塵に太陽光が反射したものです。画面左側には「対日照」もうっすらと見えています。対日照も黄道光と同様、塵が太陽光を反射したもので、太陽とは正反対の方向でみられます。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年3月6日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/J. Chu

(参照)NOIRLab