国際宇宙ステーションからみた「サハラの目」(2019年10月20日撮影)

アフリカ、モーリタニア中央部にある「リシャット構造」と呼ばれる同心円状の地形を、ISS(国際宇宙ステーション)からとらえた写真です。2019年10月20日、ISSの第61次長期滞在クルーによって撮影されました。

リシャット構造は「サハラの目」「アフリカの目」とも呼ばれます。直径40~50kmほどもある巨大な構造です。他にあまり特徴的な場所がないサハラ砂漠の中で比較的目立つため、昔から宇宙飛行士によってよく撮影されてきました。

以前は隕石衝突によってできたと考えられていましたが、現在では、大地が隆起した後で風や水によって浸食されてできたと考えられています。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

https://eol.jsc.nasa.gov/SearchPhotos/photo.pl?mission=ISS061&roll=E&frame=12458