2016年9月30日、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタが、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸してミッションを終了しました。上の一連の画像(全体像以外)は、彗星へと降下していく際にロゼッタが撮影した最後の画像です。
右上は、2016年9月30日にロゼッタが降下した際、高度5.7kmから撮影した画像です。画像の幅は約225mで、オリジナル画像は1ピクセルあたり約11cmのスケールです。
中央の画像は、ロゼッタの降下中に高度約331mから撮影されたものです。画像の幅は約55mで、オリジナル画像は1ピクセルあたり約33mmのスケールです。
右下は降下中のロゼッタが撮影し、地球に送られた完全な画像としては最後のものです。高度24.7±1.5mから撮影。
左下は、ロゼッタが彗星への着陸後に再構成された画像です。高度19.5±1.5mから撮影されました。画像の幅は約1mで、オリジナル画像は1ピクセルあたり2mmのスケールです。
なお左上の彗星全体を映した画像は、ロゼッタが2014年8月に123kmの距離から撮影したものです。
Image Credit: ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS Team MPS/UPD/LAM/IAA/SSO/INTA/UPM/DASP/IDA