NASA(アメリカ航空宇宙局)のスピッツァー宇宙望遠鏡が赤外線でとらえた、へびつかい座ローと呼ばれる星形成領域の一部。塵の中から生まれたばかりの星が顔をのぞかせています。へびつかい座ローは太陽系に最も近い星形成領域の1つで、へびつかい座とさそり座の境界付近、地球から約407光年の距離にあります。
この画像は2008年にリリースされたもので、波長3.6μmの赤外線でとらえた画像を青、8μmの画像を緑、24μmの画像を赤に割り当てて合成した疑似カラー画像です。色はさまざまな星の相対的な温度や進化の段階を反映しています。たとえばガスと塵からなる原始惑星系円盤に囲まれた最も若い星は、この画像では赤で示されています。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Harvard-Smithsonian CfA