アメリカ、キットピーク国立天文台にある口径4mメイヨール望遠鏡で撮影された渦巻銀河NGC 1003。NGC 1003はペルセウス座の方向、3000万光年以上の距離にあります。70分間の露光時間をかけて撮影されたもので、銀河の姿が外縁部まで鮮明にとらえられています。暗い塵に取り囲まれた明るい中心部も目を引きます。
NGC 1003の背景には、渦巻銀河や楕円銀河など数多くの銀河が映っています。NGC 1003の奥には銀河団が存在しており、その銀河団のメンバーが映り込んでいるのです。長時間露光によって、それらの銀河の姿もこれまでになく鮮明に映し出されました。
画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory)から2021年1月5日にリリースされました。
Credit:
KPNO/NOIRLab/NSF/AURA
Acknowledgments:
PI: M T. Patterson (New Mexico State University)
Image processing: Travis Rector (University of Alaska Anchorage), Mahdi Zamani & Davide de Martin
(参照)NOIRLab