トラブルが発生したスターライナー宇宙船、9月6日に無人で帰還へ

2人の宇宙飛行士をISS(国際宇宙ステーション)まで運んだものの、トラブルの発生により有人での帰還を断念したボーイング社の新型宇宙船「スターライナー」。天候および準備が整えば、2024年9月6日18時4分(アメリカ東部夏時間、日本時間7日午前7時4分)以降に、無人のスターライナーをISSから切り離すとNASA(アメリカ航空宇宙局)が発表しました。

スターライナーは、ISSから切り離されてから約6時間後の9月7日0時3分(日本時間13時3分)ごろに、アメリカ、ニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙港に着地する予定です。宇宙船は回収され保管されたのち、フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターにあるボーイング社の工場へ送られます。

NASAによれば、無人のスターライナーは自律的に帰還しますが、ドッキング解除や再突入などに関して、必要に応じて地上から遠隔操作を行うとのことです。

(参考)新型有人宇宙船スターライナー、有人での帰還を断念。2人の飛行士はクルードラゴンで帰還へ

Image Credit: NASA

(参照)NASA blog - NASA’s Boeing Crew Flight Test