大マゼラン銀河で2番目に大きな星形成領域N11のクローズアップ ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

大マゼラン銀河で2番目に大きな星形成領域N11のクローズアップ ハッブル望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、大マゼラン銀河にある「N11」と呼ばれる星形成領域の一部が映っています。大マゼラン銀河は天の川銀河を周回する伴銀河(衛星銀河)で、地球から約16万光年離れたところにあります。

N11は、大マゼラン銀河の中でタランチュラ星雲に次いで2番目に大きな星形成領域です。画像では、ガスが青みがかった色で見えており、塵の雲が暗く映っています。星々からの紫外線によって星雲が侵食されており、侵食に耐えて残った部分が小さなかたまりや、柱状の構造となっています。

画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)とACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年9月8日に公開されました。

(参考)
ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた大マゼラン銀河の星形成領域「N11」
「ハッブル今週の1枚」記事一覧

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, C. Murray, J. Maíz Apellániz

(参照)ESA/Hubble