地球観測衛星がとらえた阿蘇山 | アストロピクス

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地球観測衛星がとらえた阿蘇山

この画像は、ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル2がとらえた阿蘇カルデラです。2022年1月1日に撮影され、4月29日にESA(ヨーロッパ宇宙機関)のウェブページで公開されました。

画像中央付近に中央火口丘群が映っています。中央火口丘群には「阿蘇五岳」と呼ばれる5つの峰(根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳)があります。最高峰は高岳で標高1592m。火山活動が最も活発なのは中岳です。

阿蘇カルデラは南北約25km、東西約18km、周囲120kmにも及ぶ世界最大級のカルデラです。このカルデラは約27万年前〜約9万年前におきた4回の噴火によって形成されました。カルデラの中、中央火口丘群の北には阿蘇市、南には南阿蘇村が映っています。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2022), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA