探査機画像を利用した満月のフォトモザイク | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

探査機画像を利用した満月のフォトモザイク

たくさんの写真をモザイク状に組み合わせて作られた1枚の絵(写真)は「フォトモザイクアート」と呼ばれます。この画像は一見すると、月を映した解像度の粗い画像のように見えます。しかし拡大してみると、月探査機が撮影した月面の画像を敷き詰めて作られたフォトモザイクアートになっていることがわかります。

素材として使われているのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の月探査機ルナー・リコネッサンス・オービター(LRO)の狭角カメラで2018年夏に撮影された1231枚の画像です。1万枚以上の画像から、明るさとグラデーションが最適なものが選ばれました。

この画像は2022年8月8日に、NASAの「今日の1枚(Image of the Day)」として紹介されたものです。もともとはNASAのScientific Visualization Studio(SVS)のウェブページで「Moon Mosaic」と題して2022年5月5日に掲載されていました。

SVSからは、12,800×12,800ピクセルもある巨大な画像もダウンロードできます。こちらの画像は、その大きな画像の中央部の1280×1280ピクセルの範囲を切り抜いたものです。

Image Credit: NASA's Scientific Visualization Studio

(参照)NASANASA's Scientific Visualization Studio