済州島の南に出現したカルマン渦(2023年11月下旬) | アストロピクス

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済州島の南に出現したカルマン渦(2023年11月下旬)

冬になると、日本付近には大陸から寒気が吹き出してくるようになります。その風により、韓国の済州島の風下にはしばしば画像のような「カルマン渦」と呼ばれる渦の列が発生することがあります。画像は2023年11月24日に地球観測衛星アクアが撮影したものです。

空気や液体などの流れが物体にさえぎられたとき、その物体の下流側にカルマン渦はできます。空気は透明なので渦ができても見えませんが、雲があるとその渦が見えてきます。川に立てた杭の下流側にできることもあります。

冒頭の画像の翌日、11月25日にも済州島の南側でカルマン渦が現れました。こちらは地球観測衛星NOAA-20が撮影した画像です。

(参考記事)日本付近に現れたカルマン渦の衛星画像10選

We acknowledge the use of imagery from the NASA Worldview application (https://worldview.earthdata.nasa.gov), part of the NASA Earth Observing System Data and Information System (EOSDIS).

(参照)NASA Worldview