これらの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像をもとに作成された木星の全球マップです。どちらの画像も2015年1月19日(UT)に撮影されたものですが、撮影の時間帯が異なっており、細部を見ると少し異なっているのがわかります。
画像を見ると、赤道に並行な縞模様があり、ところどころに楕円形の渦があるのがわかります。南半球にある最も大きなオレンジ色の渦は「大赤斑」と呼ばれています。大赤斑は地球が丸ごと入ってしまうほど巨大な高気圧性の嵐です。
2枚の画像を比較すると、木星の雲の動きがわかります。枠内の画像は、大赤斑を青の波長(左)と赤の波長(右)でとらえたものです。
Credit: NASA/ESA/Goddard/UCBerkeley/JPL-Caltech/STScI
こちらは上の全球マップを利用して作られた木星のムービーです。
Image Credit: NASA, ESA, A. Simon (GSFC), M. Wong (UC Berkeley), and G. Orton (JPL-Caltech)
(参照)Hubblesite、NASA