国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年4月26日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年4月26日撮影)

この画像は、地球を周回するISS(国際宇宙ステーション)から、アフリカ大陸のサハラ砂漠の一画をとらえたものです。モーリタニアにある「リシャット構造」と呼ばれる同心円状の地形が映っています。リシャット構造は、サハラ砂漠にあることから「サハラの目」や「アフリカの目」などとも呼ばれます。

こちらはリシャット構造の周辺の広い範囲を撮影した画像です。画像中央にリシャット構造が映っています。どちらの画像も2023年4月26日に撮影されました。

リシャット構造は直径が40〜50kmほどあります。一見すると衝突クレーターのように見えますが、実際には隆起した地形が風や水によって侵食されてできたと考えられています。宇宙から見ても目立つため、ISSからの定番の撮影スポットの1つになっています。宇宙から撮影されたリシャット構造の写真は、これまでアストロピクスでも何度も紹介してきました。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)