国際宇宙ステーションからみた「サハラの目」(2021年4月14日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションからみた「サハラの目」(2021年4月14日撮影)

この写真はISS(国際宇宙ステーション)から撮影された「リシャット構造」と呼ばれる地形です。2021年4月14日に撮影されました。ISSに滞在する宇宙飛行士によって、しばしば撮影される地球の人気スポットの一つです。アストロピクスでもこれまで、ISSから撮影されたリシャット構造の写真をいくつか紹介してきました。

リシャット構造は、アフリカのモーリタニア中央部にあります。直径40〜50kmほどの同心円状の構造をしており、「アフリカの目」、あるいはサハラ砂漠にあることから「サハラの目」などと呼ばれます。以前は、隕石衝突によってできたクレーターではないかと考えられていましたが、現在では隆起した後で風や水によって侵食してできた地形だと考えられています。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth