ぼんやり輝く「X」が特徴的な渦巻銀河NGC 4710

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 4710。NGC 4710は、おとめ座銀河団に属する銀河で、地球から6500万光年の距離にあります。

NGC 4710の銀河円盤は、地球に対してほぼ真横を向いています。このような銀河は「エッジオン銀河」と呼ばれます。真横を向いているため、「バルジ」と呼ばれる銀河中央部の膨らんだ部分と、星や塵、ガスからなる銀河円盤とが区別しやすくなっています。将来の星の材料となる塵の円盤は、銀河円盤の中央付近に集中しているように見えます。

NGC 4710では、中央付近に「X」字形にぼんやりと明るくなっている部分があるのが特徴的です。これは銀河中央の棒状構造に存在する星の軌道が傾いていることに起因しています。

画像は2006年1月15日に、ハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)を使って撮影されました。

Image Credit: NASA, ESA, and P. Goudfrooij (STScI)

(参照)Hubblesite