ハーシェルが赤外線でとらえた馬頭星雲周辺 | アストロピクス

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ハーシェルが赤外線でとらえた馬頭星雲周辺

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の赤外線天文衛星ハーシェルが馬頭星雲付近をとらえた画像です。

馬頭星雲はオリオン座の方向、約1300光年の距離にあります。広大なオリオン座分子雲の一部です。馬頭星雲は画像右端近くに映っています。生まれたばかりの星からの強烈な放射によって塵やガスが温められ、赤外線を放出しています。画像左側には、大質量星が形成されつつあるNGC 2068とNGC 2071が映っています。

ハーシェルは塵から出る赤外線を観測しています。この画像は、70μmの波長の赤外線を青、160μmを緑、250μmを赤に割り当てて合成したものです。なおハーシェルは2009年5月に打ち上げられ、2013年4月まで観測を続けました。

Image Credit: ESA/Herschel/PACS, SPIRE/N. Schneider, Ph. André, V. Könyves (CEA Saclay, France) for the “Gould Belt survey” Key Programme

(参照)ESA